在千禧年初的日本獨立搖滾浪潮中,來自京都的 Chelsea Times 憑藉獨特的哀愁結他旋律與充滿活力的歌曲,迅速備受矚目。樂隊於 1997 年成軍,由主唱兼結他手久保宏之、貝斯手岩重英明及鼓手新岡卓組成,音樂風格融合 Teenage Fanclub 的旋律感與 Dinosaur Jr. 的能量。從首張 EP《Chelsea Times e.p.》到 2001 年的專輯《partly cloudy, partly sunny.》,他們以真摯而純粹的創作留下深刻印記。即使歷經多年活動休止, 他們仍於 2014 年帶著全新 EP 回歸,再次喚醒樂迷心底的共鳴。

在這次專訪中,樂隊不僅回顧了最初的組成故事與音樂理念,也分享了復出後的心境,帶領我們窺見他們如何跨越時光,依然保持著鮮活的魅力。


2000年代初頭の日本インディーロックの波の中で、京都出身の Chelsea Times は、独特な哀愁を帯びたギターの旋律とエネルギッシュな楽曲で瞬く間に注目を集めました。バンドは 1997年に結成され、ヴォーカル/ギターの久保宏之、ベースの岩重英明、ドラムの新岡卓の 3人編成で活動を開始。音楽性は Teenage Fanclub のメロディセンスと Dinosaur Jr. のエネルギーを融合させたスタイルです。ファースト EP『Chelsea Times e.p.』から 2001年のアルバム『partly cloudy, partly sunny.』に至るまで、真摯で純粋な創作で鮮烈な足跡を残しました。長年の活動休止を経ても、2014年には新たな EP を携えて復活し、再びファンの心を揺さぶりました。

今回のインタビューでは、結成当初のストーリーや音楽理念を振り返るだけでなく、復帰後の心境についても語ってくれました。時を超えてもなお色褪せない、彼らの瑞々しい魅力に迫ります。


Vocal / guitar 久保宏之
Bass / chorus 岩重英明
Drums / chorus 新岡卓

1. 可以請你們回顧 Chelsea Times 最初的組成故事嗎?團名「Chelsea Times」帶有濃厚的英倫風情,背後是否有特別的含義?

我們三個成員都來自同一所大學,最初是我(久保,主唱兼結他手)偶爾加入岩重(貝斯手)和新岡(鼓手)當時組成的樂團,一起即興演奏玩耍。後來我們決定正式組建一支新樂團,就形成了現在的陣容。

1997年10月,我們在京都舉行了第一次演出。那時樂團名稱還沒定下來,便隨意借用了一個漫畫標題作為臨時團名。隨著演出計劃逐漸確定,我們覺得需要一個正式的樂團名稱,於是暫時定名為「Chelsea Times」。當時我們想找一個帶有甜美意象的英文單詞,就從日本當時流行的「Chelsea」糖果名稱聯想,再搭配語感相襯的「Times」組合而成。我們還請朋友幫忙將糖果包裝設計直接挪用,製作成我們的試聽帶封套。

其實我們並未特別意識到樂團名稱帶有英倫風格,如果能讓人感受到這樣的印象,我們會覺得很開心呢。

1. まずは、チェルシータイムス結成当初のお話をお聞かせいただけますか?バンド名「Chelsea Times」には英国的な雰囲気を感じますが、名付けの由来や込めた意味があれば教えてください。

メンバー3人同じ大学出身で、もともと岩重(Ba)と新岡(Dr)が当時やっていたバンドに僕(Vo,G久保)が飛び入り参加してセッションして遊んだりしていたんですけど、正式に新しいバンドを始めようという事になり、今のメンバーになりました。

 1997年10月に初めてのライブを京都でしました。その時はバンド名が決まっていなくて適当にマンガのタイトルを付けて出演しました。ライブの予定が徐々に決まってきて何かちゃんとしたバンド名を決めなきゃという事になり、ひとまず「chelsea times」に決めました。何か甘いイメージの英単語を探していて、その当時日本でポピュラーだった「チェルシー」というキャンディから、と語呂的に相性が良さそうだった「タイムス」に決めたんだったと思います。当時、デモテープのスリーブデザインをそのままキャンディのパロディで友人に作ってもらったりしていましたね。

 バンド名が英国っぽいという自覚はあまりなかったので、バンド名からそういうイメージを持ってもらえていたなら嬉しいです。


2.你們的首張 EP《Chelsea Times e.p.》被認為融合了 Teenage Fanclub 和 Dinosaur Jr. 的哀愁結他氣質。當時你們如何定義自己的音樂風格?有哪些影響你們的音樂元素?

剛組團時,Teenage Fanclub、Velvet Crush、Dinosaur Jr.、Lemonheads 等樂團都是我們三人喜歡的音樂風格,所以《Chelsea Times e.p.》自然帶有這些樂團的濃厚影響。當時日本的獨立音樂圈也有很多受到這些海外樂團啟發的樂團,不僅給予我們極大啟發,也成為我們效法的典範。

我個人在錄音期間經常聆聽 RIDE 等樂團的作品,所以在結他部分會刻意加入一些響亮且帶有瞪鞋(Shoegaze)風格的元素。

我們本來就不擅長精確地定義自己的音樂風格,也沒有刻意朝某個特定類型去製作音樂。當時只是竭盡全力,將我們喜歡的聲音盡數灌注其中。也正因如此,能由 KOGA Records 的古閑社長為這張作品擔任製作人,對樂團來說是非常棒且幸運的事。

2. デビューEP『Chelsea Times e.p.』は、Teenage Fanclub や Dinosaur Jr. を想起させるような哀愁のあるギターサウンドが印象的でした。当時、ご自身たちの音楽スタイルをどのように定義していましたか?影響を受けた音楽的要素についてもお聞かせください。

やはりバンドを始める上でTeenage Fanclub, Velvet Crush, Dinosaur Jr. , Lemonheads, などが3人共通の好みの音だったので、『Chelsea Times e.p.』はそれが色濃く出たのかなと思います。それに当時日本のインディーシーンでは、そういった海外アーティストに影響を受けたバンドがたくさんいたので、すごく刺激を受けましたしお手本にもしましたね。

 音源に関しては僕個人的にはレコーディング当時はRIDEなどをよく聴いていたので、ギターはラウドでシューゲイズっぽい要素を取り入れようと意識して弾いてました。

 もともと不器用なので、自分たちを特定のジャンルに定義づけて、それに向かってプロデュースしていくというより、初期衝動的にみんなが好きな音を詰め込むことだけで当時は精一杯でした。そういう意味ではこの音源をKOGAレコーズの古閑社長にプロデュースしてもらえた事は、バンドにとってすごく良かったし幸運だったなと思っています。


3. 2001年的首張專輯『partly cloudy, partly sunny.』以動人的旋律和流行感打動人心。能否與我們分享這張專輯的創作理念?你們希望透過歌曲傳遞什麼樣的情感或訊息?

其實也沒有什麼宏大的創作理念呢。延續前作,我們只是單純想把自己創作的東西完整呈現出來。這張專輯是我們自行製作,加上錄音行程非常緊湊,所以摒除了多餘的音效,成為一張相當簡潔的作品。這意外地突顯了歌曲和旋律的特色,讓整張專輯聽起來流暢、容易一口氣聽完。

3. 2001年の1stアルバム『partly cloudy, partly sunny.』は、美しいメロディーとポップセンスで多くのリスナーを魅了しました。このアルバムの制作コンセプトについて教えていただけますか?楽曲を通して伝えたかった感情やメッセージとは何でしょうか?

コンセプトという大げさなものはなかったですね。前作に引き続き自分たちがこれまで作ってきたものを、ただただ形にしたいという思いでした。このアルバムはセルフプロデュースということと、レコーディングスケジュールがかなりタイトだったこともあり、余計な音が削られてかなりシンプルな作品になったと思います。それが逆に曲やメロディの特徴を際立たせて、アルバムですけど最後まで一気に聴きやすい作品にすることができました。


4. 你們的前兩張作品均由老牌獨立廠牌 K.O.G.A. Records 發行。能否分享與這家廠牌最初合作的經歷,以及這段合作對你們的意義嗎?

在組團之前,我們就經常聽 K.O.G.A Records 旗下的樂團,例如 The Playmates、RON RON CLOU、デキシード・ザ・エモンズ(DEXIED THE EMONS) 等的作品,這個廠牌對我們的活動方向有很大的影響。

大概是 1998 年,NUDGE’EM ALL 為 EP 發行巡演來到京都,我們有幸與他們同台演出。當時隨團的古閑社長看了我們的演出,在演出後的聚會上問我們:「有沒有興趣試試發行歌曲?」這就是合作的開端。

如果沒有那場演出,我們可能不會有機會被大家認識,也無法像現在這樣持續活動。回想起來,這真的是非常幸運的事。

4.  初期の2作品はいずれも、インディーズレーベルの K.O.G.A. Records からリリースされました。当時のK.O.G.A.との出会いや、レーベルとの関係がバンドにとってどのような意味を持っていたのか、ぜひお聞かせください。

バンドを結成する前からthe playmatesやRON RON CLOU, デキシード・ザ・エモンズなどK.O.G.Aのアーティストの作品を本当によく聴いていましたし、僕らの活動の方向性にも強い影響を与えてくれたレーベルです。

確か1998年(?)にNUDGE’EM ALLがEPのリリースツアーで京都に来たときに僕らも共演させてもらったんですけど、そのときツアーに同行していた古閑社長が僕らのライブを見てくれていたんです。で、打ち上げのときに「よかったら音源出してみない?」みたいな感じで声をかけられたのがきっかけです。

そのライブに出ていなければ皆さんに知ってもらう機会もなかっただろうし、こうやって今も活動できてなかったと思うので、いま考えても本当にラッキーな事だったとな思います。


5. Chelsea Times 曾暫停活動,直到 2014 年復出。是什麼契機讓你們決定重聚並繼續創作?

樂團停止活動後,我們都過著與音樂無關的生活。每天就是工作、回家、睡覺,然後又去上班……這樣的日子讓人感到有些厭倦,也開始想著「如果能再組樂團就好了」。我腦海中還存有一些想創作的歌曲構想,覺得如果能以 Chelsea Times 三人形式重組,應該能將這些想法實現。

就在此時,我偶然在 Twitter 上發現了其他成員的帳號,於是主動聯繫他們:「要不要三個人再一起玩音樂?」這就是我們重新開始活動的契機。

5. Chelsea Timesは一時活動を休止され、2014年に再始動されました。再び集まり、音楽活動を再開することになったきっかけや背景についてお聞かせください。

バンド活動を終了してしばらくはメンバーみんな音楽とは無縁の生活をしていたんです。毎日、仕事して家に帰って寝て、また起きて仕事に行って…そんな毎日に飽きてきてしまって、またバンドができたらいいなぁなんて少しずつ考えるようになっていたんです。僕個人としても書いてみたい曲のイメージがまだ構想として頭の中に残っていて、chelsea timesの3人でならそれを具現化できそうだなと思っていました。

そんなときにたまたまTwitterでメンバーのアカウントを発見して、「もう一度3人でやりませんか〜?」と僕からメンバーに連絡を取ったのが活動再開のきっかけです。


6. 2014 年復出後,你們推出 Demo EP《Bring Them Back From Trash Cans EP》,收錄舊作新錄與全新歌曲。為何選擇在這個時機發表這些作品?這些作品對你們而言有什麼意義?

所謂的發行,其實只是我們自己把 Demo 燒錄成 CD-R,在現場演出時販售(笑)。這張 EP 收錄了五首歌,其中四首是過去創作但未正式錄製的歌曲,就像標題「從垃圾桶裡撿回來」一樣,還有重新活動後我們三人一起創作的一首新歌。

復出時,我們回顧了過去的作品,覺得有些未收錄的歌曲其實很可惜,值得再拿出來。

恰巧當時我們需要一些能在 SoundCloud 上與舊作一起播放、作為樂團宣傳名片的歌曲,於是挑選了幾首覺得不錯的歌曲,快速錄製並製作成這張 Demo。

6.  再始動後、デモEP『Bring Them Back From Trash Cans EP』をリリースされましたが、そこには再録曲と新曲が収録されています。 このタイミングでこれらの楽曲を発表することにした理由は何でしょうか?この作品が持つ意味についても教えてください。

リリースといっても自分たちでデモ音源をCD-Rに焼いてライブのときに販売しただけなんですけどね(笑)。収録したのはタイトル通り、「いちどはゴミ箱に捨てられたもの」すなわち過去に作ったけれども音源として収録されなかった4曲と、活動再開してから3人で新たに作った1曲の計5曲の内容になってます。

活動を再開するにあたり、過去の作品を振り返ってみて、未収録にしておくにはもったいないなという曲がいくつかあったんです。

それでちょうどSoundCloud などで過去音源と一緒に聴いてもらえる名刺代わりになるような曲がいくつか必要だったので、その中から良かったものをピックアップして急ピッチで録音してデモ音源として収録することにしました。


7. 作為日本獨立搖滾場景的一份子,你們如何看待近年來這個場景的變化和發展?

和你們出道時相比,當今場景有哪些特別觸動你們的地方?

近年我未有積極關注獨立音樂圈,所以不好說具體的情況,但相對而言演奏水準似乎提升了不少。現在的樂團都非常厲害,厲害到讓我們覺得有點慚愧!

此外,現在即使不簽約任何廠牌,只要有心,就能輕鬆地將音樂傳播到全世界,和過去相比真的方便得多,這點是讓人羨慕的。

7. 日本のインディーロックシーンの一員として、近年のシーンの変化や展開をどのように見ていますか?デビュー当時と比べて、今のシーンで特に印象的だと感じることがあれば、ぜひお聞かせください。

最近のインディーシーンはあまり積極的に聴いてないのでなんとも言えないですが、相対的に演奏レベルが上がってる気がしますね。自分たちの演奏が恥ずかしく思えるくらい皆さん本当にお上手です!

それに今はどこかのレーベルに所属して音源をリリースしなくても、その気になれば世界中の人に曲を届けられる環境が昔に比べて格段に整っているのが少し羨ましいところではあります。


8. 你們的音樂被認為具有一種永恆的魅力——「Evergreen」。對你們來說,這份恆久的特質源自哪裡?有什麼初衷至今仍保持不變?

就像之前說過的,我們並不擅長自我製作,總是無法完全實現心中理想的音樂形象。但如果我們的音樂能讓人感受到「Evergreen」的氛圍,那我們會覺得辛苦多少有了回報。謝謝你們!

不過我們一開始也不是有意識地想「成為 Evergreen 的樂隊」。這種氛圍應該很大程度受到 Teenage Fanclub 和格拉斯哥周邊樂團的影響。他們至今仍是活躍的樂團,每次聽他們的音樂都能感受到一種永恆的生命力。

8.チェルシータイムスの音楽には「エヴァーグリーン(evergreen)」な魅力があると言われています。その普遍的な魅力は、どこから生まれていると思いますか?活動当初から今も変わらず大切にしていることがあれば教えてください。

前でも述べましたが僕らはもともと自己プロデュースが得意ではないので、自分たちのなりたいイメージの音に近づけることができずに苦労してきましたけど、僕らの音楽からエヴァーグリーンな雰囲気を感じ取ってもらえたなら苦労が少し報われた気がします。ありがとうございます。でも最初から「エヴァーグリーンなバンドにしよう!」と意識してやってきたわけでもないんです。

やはりそういう雰囲気って、Teenage fanclubやグラスゴー周辺のアーティストの影響が大きいんじゃないかと思います。今も現役ですがいつ聴いても瑞々しさを感じますよね。


9. 京都這座城市對你們的創作有什麼影響?與東京或其他都市相比,京都有沒有什麼獨特的音樂氣質?

京都自古就有很多大學,所以樂隊人口感覺一點都不輸東京。此外,京都還有像拾得、磔磔、京大西部講堂等在日本音樂史上扮演重要角色的場地和 Live House。也因此,京都的樂隊往往更有個性。對我們來說,身處這樣的環境確實獲得了很多啟發與靈感。

9. 地元・京都という街は、あなたたちの音楽にどのような影響を与えていますか?東京など他の都市と比べて、京都ならではの音楽的な雰囲気や特質があれば、ぜひご紹介ください。

京都には昔から大学が多いせいか、東京にも負けないくらいバンド人口が多い印象です。それに拾得や磔磔、京大西部講堂といった日本の音楽史においても重要な役割を果たしてきた刺激的な場所やライブハウスもたくさんあります。なので東京よりもさらに個性の強いバンドが多い気がします。実際に僕らもそういった環境の中に身を置くことですごく刺激を受けましたしインスパイアされましたね。


10.  你們對 Chelsea Times 的未來有什麼展望?是否有計劃錄製新作品或舉辦更多現場演出?

由於成員們目前分散各地生活,活動步調難免受到限制,但我們仍希望能以悠閒的節奏持續享受創作的樂趣。新歌和現場演出也會一步步帶給大家,請大家之後也多多支持我們 ♬

10. これからのチェルシータイムスについて、どのような展望を描いていますか?

新作の制作やライブ活動など、今後のご予定があればぜひ教えてください。

現在メンバーが離れた場所に暮らしているので活動のペースが制限されてしまいますが、のんびりでも楽しく続けて行けたらと思っています。新曲やライブもゆっくりですが届けて行きますので、これからもどうぞよろしくお願いします♬


後記 :

2017年到日本旅行時,我在高円寺HIGH的「Pocket Silver Special」演出活動中與久保先生相遇。他當時贈送我Chelsea Times的唱片作為畢業禮物,這份溫暖的回憶至今仍令我難忘。希望能再次在日本欣賞他們的現場演出!

2017年に日本を旅行した際、高円寺HIGHでの「Pocket Silver Special」公演で久保さんと出会いました。その時、彼からChelsea TimesのCDを卒業祝いとしてプレゼントしていただき、その温かい思い出は今でも忘れられません。また日本で彼らのライブを観られる日を心から楽しみにしています!

2017.01.14 高円寺HIGH「Pocket Silver Special」

採訪撰文&中文翻譯 Interview by Bloody Mary (2025.08)

香港人。獨立音樂、電影、文學愛好者。藝術行政工作者。

Hong Konger. Enthusiast of indie music, films, and literature. An Arts administrator.


鳴謝 Thanks :

Chelsea Times


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